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富津にて天気予報を信じて待つ

一年で最大のイベントといっていい富津ライブ終わりました。
ここひと月はこの一大イベント(と、来週のMTMライブ)のために
時間とエネルギーを費やしてきたと言っても過言ではありません。
でも晴天の空の下、海風を感じながらライブをすることを楽しみにみんながんばってきました。
が、当日はまず渋滞。中央道でまず一回、そしてアクアラインで一回。
アクアラインの入口でたくさんの車が詰まっている光景は初めて見ました。
いつもは一瞬で通り過ぎるアクアラインを時速30kmでノロノロと進む不快感ったらないね。
出鼻を挫かれた感はありました。
5分ほど遅れましたが一年ぶりの富津公園に到着して
昨年同様あっという間に会場設営は終わってしまいました。
しかしながら、JSPでリハをした際に僕のワイヤレスが故障して
まるでFAXを送信しているようなノイズしか出なくなりました。
先週のプリンター、Xoticさん(5弦ベース)に続いてまたしても機材故障とは・・・
さらに、ギターアンプとかも調子悪くなったんだよね。
「今日は神奈川と千葉以外は雨なんだよ」と嬉しそうに話す國分さん。
でもなんだか嫌な予感しかしない・・・

案の定、トップバッターのSLUMROSEが始まったあたりから雨が落ちてきて
あっというまに雷雨となり、完全な土砂降り状態になってしまいました。
ステージの屋根のあるところまで機材を下げて続行したものの、SLUMROSEはずぶ濡れ状態。
ただ、こういっちゃナンだけど、SLUMROSEでよかったと思ったのも正直なところ。
ずぶ濡れで質の高いライブが出来てサマになるバンドなんてそうは無いからね。
キャリアと実績で圧倒的なSLUMROSE。逆に雨の中のライブを楽しんでくれた・・・と思いたいです。
まあしかし、雨は酷くなる一方で、SLUMROSEが終わったところでやむなく中断。

再び晴れてくれることを期待して待ち続けて1時間半。
奇跡的に晴れ上がりました・・・僕は「今日は雨はあがらない」と思っていたのでこれには驚きましたね。
トータル2時間弱の遅れになりましたが、予定されていた保育園児のステージはキャンセルされたので
全バンド1曲削る+転換をとにかく急ぐ、で計算上は問題ないということでイベントは再開されました。

JSPは初めてひと枠頂いてのステージでした。
(前回までは前座扱いだったので持ち時間は半分だった)
Andoさんからお借りしたBossaで臨みました。
実は・・・調整できなかったんですよ。
ちょっとここからはわかる人にしかわからない話をします(笑)
僕は弦高が高いと全然弾けないので借りてきたその日に下げようと試みたんですが
ネック調整からやらないとダメな状態でブリッジ調整だけだとほとんど下げられなかったんです。
ネックを調整するためには六角レンチが必要なのですが
Bossaは外国製なので"ミリメートル"ではなく"インチ"単位の太さのレンチでないと回せないのです。
僕のCELINDERも外国製なのでインチサイズのレンチは所有してるんですけど、
CELINDER専用レンチのためBossaの差込口には距離が足りなくてレンチがトラスロッドに届かないというね。
なので平日の仕事の後いろいろ思い当たる店を回ったんですけど、
閉まっちゃってる時間だったり、
何故かインチサイズのレンチが売っていなかったりして買えず結局調整ができなかったのです。
もちろんAndoさんにもBossaにも罪は無いんですが
実際、非常に弾きづらい状態でやるしかありませんでした。
4弦で対応?もちろん考えましたけど「Life is Show Time」と「ペガサス幻想」は
5弦じゃないとペラペラになっちゃうんだよね・・・。
ということで個人的にはなんとか乗り切った形でJSPは出番を終えました。
あ、今回の目玉はRengちゃんのたっての希望で「Let It Go」だったんですけど、いかがでしたか?

端折っちゃいますけど(笑)他のバンドもみなさん素晴らしかったですよ。
笑いもあって感動もあって・・・富津用にいろいろ趣向を凝らしてきちんと取り組んでくれたんだなと思いました。

今回もタイムキーパーをやったんですけど
なんと強力な武器を与えられました。
バスケの試合等で使う電光掲示タイマー!
去年のようにストップウォッチを見ながらスケッチブックをめくっていくなんていう
原始的な作業は必要なくなりました(笑)
文字が小さくて見づらいとか、暗くなると見えないとか言われることも無いし、ほんとにラク!
とは言え、この武器自体の操作役は必要なので、
昨年に引き続き、紅陵OBの美人姉妹に協力していただいてタイムキーパーしました。

結局再開してからは雨は降らず、出演バンドの皆さんの協力もあって
HIRYUも1曲削っただけで問題なくライブができました。
富津20周年記念ということで、HIRYUが用意したのは新曲と"メドレー"。
もうちょっと詰める時間は欲しかったですが、メドレーという発想はなかなか良かったでしょ?
最後はRengちゃんをステージに呼び込んでの大団円。
"富津皆勤賞"の國分さん、ヨシテツさん、Rengちゃんの揃い踏みですよ。
これも良かったですね。
僕も弾きなれたbladeくん(4弦)でワイヤレス機材をSLUMROSEのSHINYAさんからお借りして
思い残すことなくそこらじゅうを走りながら弾くことができました。
(実は毎年最後は脚が攣りそうになっている)

なんでしょう、やはりみんなの協力があってこその富津、
トラブルもみんなで乗り越える富津、
愛があってこその富津なんですよね。
雨が上がらない状況のときはどうなるかと思いましたが、
終わってみればとても良いイベントになりました。
まあしかし各バンド曲数減らしてるわけで"やれなかったこと"があるということですよ。
國分さんの「来年もやるよ!」はもうほんと、やらないわけにはいかないよって感じですよね。

これまたえらいスピードで撤収があって
打上げ(民宿借り上げ)に参加しましたが、申し訳ないけど宿泊はせず1時前に帰途に着きました。
が、歳とったせいか、本当に眠くて運転できない状態になり
海ほたるともうひとつPAで一時間ずつ仮眠して
自宅に着いたのはちょうど朝5時でした。
泊まっていった方が良かったんじゃないの、という声もありますが
この日、MTMのライブのリハがあり、その前までに
調が変更された曲の仕込み等の準備の他、Bossaのネック調整のためのレンチの購入と調整作業、
加えてワイヤレスを使わないセッティングの検討など
やることがたくさんあったので、なるべく早く帰ってこなす必要があったんです。

富津が終わって一息つけますが、僕は今週末のMTMのライブが終わるまで
まだ気が抜けないです。

<<富津のいちばん熱い日2014 セットリスト>>
●JSP(使用ベース:Bossa)
1)Life is Show Time
2)銀河旋律
3)ペガサス幻想
4)Let It Go

●20周年記念枠(使用ベース:Bossa)
3)危ない橋(vo.湯本健太)

●HIRYU(使用ベース:Blade)
1)Wild Thing ~ We are Rock'n Roll Band
2)HIRYUメドレー
3)ユーアー・ロックマン
4)ロックンロールが鳴り止まない(新曲)
5)Brother & Friends
アンコール)Once Upon A Time in 木更津


*** GAVAN=CHDのライブ予定 **************************
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日にち:8月31日(日)
イベント名称:MOSAIQUE2(MTM)ライブ
場所:両国SUNRIZE
オープン:10時30分(昼の部)
スタート:11時00分
チケット:前売 3,000円 当日 3,500円
ゲスト:長友仍世さん(infix)
詳細:
バックバンドで参加します。
MTMが発売するCD「MOSAIQUE2」のレコ発イベントですが
半分は「70~80年代の曲」をやります。
個人的には仕込み無しで弾ける曲ばかりでかなり楽しいです(笑)
※いつもと時間が違います。昼の部ですのでお間違いのないようご注意下さい。

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日にち:11月22日(土)
バンド名:HIRYU
場所:横浜野毛Sam's Bar
詳細:ジェイソン國分さんの誕生日にHIRYUのワンマンライブです
by chdproduction | 2014-08-25 12:10 | playing the Bass