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気力が減衰

なぜか知らないけどここんとこ気力が減衰気味なんです。
体調は確かにそんなによろしくないですけど
それ以上にいろんなことにやる気が出ません。なんでだろうか?
来月と9月にライブがありますし、
秋にはもひとつ弾かせていただくコトがありそうで
Fillip Notesは動かないですけど、ベーシストとしての音楽活動はまずまずです。
そのことについてはがんばろうと思いますし、楽しみでもあります。
しかし・・・他のことがどうもね・・・なんか変だなあ。
ま、考えてもしょうがないか。

今さらですけど先週の秋葉原の事件はすごかったですね。
それやったらダメでしょっていうことが現実に起こってしまう世の中になってしまったんだなあ。
犯人の身勝手さはもうそちこちで非難されていて、みなさんもそう思っているでしょう。
僕も思っているところはみなさんや一般的な意見と同じです。
犯人を擁護する材料は一片もないです。
でもね・・・
ちょっと考えてみたら、僕だって一歩間違ったら
あんな風に世の中を卑屈に見るようになってしまうかもしれません。
いや、あそこまでひどくはないけど、卑屈に生きていた時期があったと思います。
自分ばかりが何やっても上手くいかないように思えて
周りのすべてを僻んでいた、そんな時期が。
あの犯人と違ったのは、ベースを弾いていたことだと思っています。
別にかっこつけたコメントしようとしてるわけじゃありません。
ほんとにそうだったんです。
僕は子供の頃はいじめられっ子でしたし、
社会に出てからも常に一緒にいられるような友達はいませんでしたから。
「相談する相手」って言われたら「いなかった」と言っていいでしょう。
そんな中、身体を壊して、かなり絶望的になったときも
仕事で失敗の連鎖にハマってしまったときも
ウチに帰ってベースを弾いたら少なくとも最悪の気分からは抜け出せました。
どんなに滅入っていても細々とでも音楽を止めなかったから
たくさんの人と出会えて、いろんな場所でいろんな方々と音楽ができて
さらに嫁さんまでもらえて。
お陰で何とか人並みな暮らしができているんだと思います。
結局、「あっち側」の精神世界は紙一重なんですよ、きっと。
僕だけじゃなくて、誰もが、ね。
「あっち側」なんて自分とは関係ないと思っている人も多いでしょうけど
意外とすぐ傍にあるもんなんじゃないかな。
TVで犯人のコメントを聞くたびに、自分の中のドス黒い部分は
きっとこんな感じなんだろうなとなんだかあまり他人事とは思えない気分になります。
これまで経験した以上の悪い環境に陥ったとき
果たしてこれまでのようにベースを弾くことで精神状態を保てるのかな・・・?
・・・ま、事件を起こす勇気は全然ないですけど。
by CHDproduction | 2008-06-15 01:57 | from Ordinary Days