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太陽がまた輝くとき

本田美奈子.さんの訃報のショックが覚めやらぬ昨日、
またしても訃報。
4日に高橋ひろさんが亡くなりました。享年41歳。
「誰?」っていう声が多そうなのでちょっと紹介します。
第3期チューリップに参加後(←あまり知られてない)、ソロデビュー。
みなさんが知っているところではアニメ「幽遊白書」のエンディングで使われた
「アンバランスなKissをして」「太陽がまた輝くとき」あたりでしょうか。
僕はこの人のポップでライトな曲が好きでアルバムも持ってますし
上記2曲は私のカラオケの十八番です。
(っていうか僕以外で歌ってる人見たことない)
周囲には隠しながら闘病生活を送りながら
シンガー・ソングライターとして活動していたようです。
「思い入れ」という意味では本田美奈子.さんより
高橋ひろさんの方が深かったわけでかなりショックでした。
本田美奈子.さんの訃報はTVでも大々的に報道され
事実あれだけ多くの人にショックを与え、
想像以上に社会的影響がありました。
では高橋ひろさんの場合はどうかと言うと
正直なところ「知ってる人は知ってる」程度の知名度ですから
TVになんか流れませんし、ファンだった人でさえ気がつかないでいるかもしれません。
「芸能人」という括りで単純に比較したら
本田美奈子.さんの方が成功者っていう感じかもしれませんが、
でもね、僕は思うのです。
絶対数は少なくとも、ファンがいるということ。
ランキング番組に出たことはなくともCDを買ってくれた人がいたということ。
亡くなった時に身内や知り合い以外の人が悲しんでくれるということ。
そして彼が残した曲を誰かが時々聴いたり歌ったりしてくれるということ。
これはもうミュージシャンとしては成功したと言っていいんじゃないかな。
もちろん志半ばだったのは事実だと思いますが
音楽という自分が生きた証をCDと人々の心に確かに残していったのですから。
どうか、どうか安らかに。
by CHDproduction | 2005-11-11 01:13 | in the Music World