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春のうた その3

ちょっと時間が開いてしまいましたが第3弾。
「春色のエアメール / 松本典子(1985)」

春のうた その3_c0035093_11504317.jpgGOLDEN J-POP/THE BEST 松本典子

松本典子は85年デビュー、ミス・セブンティーンの優勝者でした。
応募総数18万人の頂点っていうんですから大したもんですよ。
ほっぺがぷくっとした笑顔のかわいい非常にクレバーなイメージの娘でした。
この頃は大した訓練もしてないと思われるアイドルが
わんさかデビューしてる時期でしたが
その中にあって松本典子のアイドルとしての歌唱力は
そこそこ認めてもいいと思います。
ただ、選び抜かれた人だという事もあって、
その分、実に「できあがってる」感が強いです。
「優等生的」って言うんでしょうか。
ソツなく歌っているっていうか、「ひっかかり」がないもんで
聞き終わってもあまり残らないと言う、そんな印象ですね。
それでも、この曲はEPO作品で、
ネームバリューのあるアーティストに曲を依頼しているあたり、
期待がかかっていたことが解ります。
イントロの頭を始め、
曲中何度か繰り返されるスケールを駆け上がるピアノのフレーズが印象的。
サビではストリングスもユニゾンで同じフレーズを繰り返します。
そんなストリングスと歌に入る直前の
ほわわ~んとしたシンセで春の感じがよーく出ています。
(EPOって「う・ふ・ふ・ふ」なんかもそうだけど春っぽい曲は得意なのかな?)
個人的に好きなのはBメロの後半の
サビ直前まで2拍4拍で入るハンドクラップ。
ここから身体が自然と動き出します。
どっちかって言うとベース弾くよりドラムを叩きたい曲ですね。
詞の内容は実は春自体はあまり関係なくて、
(多分)海外にいる彼氏から手紙が来たんでしょうね。エアメールで。
まあそれが春だっていうことなんですけど、
まあ、こんなにさわやかで明るい遠距離恋愛の曲もめったにないですよ。
この後、志村けんの番組のレギュラーとなり、
バラエティー色が強くなります。
当然歌手としての印象は薄くなりますが、
コントをもすごく楽しそうに演じる姿に
魅かれたファンも多いようです。(実は僕も・・・)
アイドル大好きな僕ですが、その中でも最も理想の女性に近いアイドルは
何を隠そう、この松本典子なのでした。
by CHDproduction | 2007-04-15 12:36 | talkin' about Idols